音とは一定の振動数をもつ波によってできている。つまり時間の変化を伴うもの。
写真とは移動する光を記録する。つまり時間の変化を捉えるもの。
私は音と写真の親和性を感じ、音の一部始終を記録に収めることにした。
ハーモノグラフで描かれるハーモニクスの軌跡をフォトグラムを用いて写真に転写した。
モートン・フェルドマンやジョン・ケージが提唱した図形楽譜になりうる音の記述手法として、または写真の三次元的表現として、新たな価値を提案する。